今更見てみました。「ビリーエリオット」 (邦題:リトルダンサー)

今更この映画見てみました第一弾、「ビリーエリオット」。そういえばシェフィールドにいた時に、ボクシングの格好した男の子がバレエの格好した女の子に混ざって踊ってるポスターを見たなぁ。

ニューカッスルで暮らす少年ビリーがふとした事からバレエダンサーに憧れて親に内緒でレッスンを受け・・・という話。これだけ聞くと超ありがちなストーリーだけど、すっごい良かったです。泣きました。ビックリした。どちらかというと家族愛の話です。

魅力は何といっても主役のビリー。ブリットポップのBGMにのせて怒ったり笑ったり奮闘する姿はとてもかわいくて微笑ましい。見てるこっちが笑顔になってしまう感じです。周りの大人達もなかなか良くて、ビリーの才能を見いだしてダンスを教える先生役にジュリー・ウォルターズ。この方はハリーポッターシリーズでロンのお母さんをやっている女優さんですが、幼くして母親を亡くしているビリーに対してお母さんのような優しさや厳しさを見せつつダンスを教えるところがとても素敵です。

(この先若干ネタばれになりますので、注意。)更にお父さん役のゲイリー・ルイス。このお父さん、炭坑で働くというごっつい感じの男性で、バレエなんて女の子みたいな事を息子がやるなんて許せない、男ならボクシングだろ!と大激怒。でもビリーの真剣さに心を動かされて、遂には仕事先の組合がやっているストを抜けてまでビリーがロンドンに行けるお金を作ろうとします。恐かったお父さんが、他の組合員に卵を投げつけられるバスに乗り、長男の方に止められると「あいつにチャンスをやりたいんだ!」と号泣する所に私も号泣(笑)。他にも本当は子供想いなこのお父さんが出てくる所には散々泣かされました。

単純明快な物語ですが、家族同士のつながりや、ブリットポップにのせたかわいい感じの演出がとてもいいので興味のある方はぜひ。

ちなみに この間書いた「Hai!Karate」に出てくる親子の一組がお父さんがボクシング好きで息子がバレエをやっているというとてもビリーエリオットな親子です。私はこの親子のファンです。

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