博多座6月大歌舞伎(1):「熊谷陣屋」

これも見に行ったのだいぶ前だけど、めげずに書く。 熊谷陣屋がこれ程面白いとは・・・。泣けます。マジで。 熊谷役は橋之助さん。いつ見てもカッコイイ。普段はあんなにおっとり顔なのに荒々しい役を超カッコよく決める。すごい人だ。この演目、とにかく熊谷の見得が大迫力で、とても存在感がありました。 もう1人、良かったのが扇雀さんの「相模」。熊谷の奥方役ですが、残酷な時代に生きなきゃいけない母親、妻としての辛さがもう見ているだけで切なくて、切なくて・・・(涙)。泣けた。もらい泣き。 気がついたら勘太郎も義経役で出ていて、いつもとはちょっと違った雰囲気を出しておりました。 ちなみにこれはイヤホンガイドで聞いて知ったのですが、昔の高貴な人は「直接ものを見ない」そうで、この演目でも首実検(首が本物か確かめること)の時になんと扇子のすき間から見ていました!思わず母親と顔見合わせちゃったよ。いいじゃん、見れば!も〜おもしろいなぁ、昔の人。 という訳で一幕目終了。連獅子に続く。

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