現在ロンドンではLondon Design Festivalが開催されています。主に家具／プロダクトデザイン中心に、ロンドン市内の複数の会場で色々なイベントが開かれている訳ですが。Southbank CentreでDigital Design Dayというのをやっていたので見に行ってみました。
結論から言うとイベント自体はイマイチ・・・。メインはappleによるデジタルデザインのワークフローに関する講演と、i-designという団体によるNew Mediaに関する講演。i-designの方は60ポンドと高額だったため手が出せず（学生って悲しい）appleの方は面白かったけど、どちらかというとmacを使えばいかにプロセス間のデータのやり取りがスムーズか、いかに素材管理が簡単か、macのインターフェースがいかに優れているか、いかに幅広いクロスメディア制作に対応していけるか・・・という宣伝トーク？であまり目新しい情報はなかったような。（いや、制作の中でそういうのがどれだけ大事かはわかっているのですが・・・そして確かに作業効率はすごく良さそうだった。。。すべてmac環境が揃っていれば！）
会場の外ではDigital Desginの例らしきものを紹介していたけどなんか細々と展示されている感じが。唯一にぎわっていたのが wacomのcut&pasteの紹介コーナーで、たくさんのアーティストおぼしき人達がタブレットペン片手にdrawingを試していました。
その他、実際の企業から来ている人とお話ができるportfolio clinicと Y Design Awardの授賞式があったのだけれど、なんていうかどうにも手際が悪く、イベント内容をしっかり把握している案内係が少なくてどこもかしこも閑散としていました。何が一番悪いかってインタラクティブメディアを紹介しているのに、いまいちインタラクティブじゃない（ビデオなどを流しているだけ）、もしくはおそらくインタラクティブなのだろうが、触れるものなのかどうかよくわからない（ディスプレイが曖昧）、説明員もいない・・・。その点wacomだけは入っていきやすい環境を作っていたのかも。
・・・LDFはまだまだ続くので、もう少し違うイベントも見てみたいと思います。
ちなみにYDAの受賞コンテンツの中で、Interactive Awardを受賞したMercedes C Classのサイトがちょっと好きでした。シンプルなデザインの中でちょっとしたゲームを使ってカーデザインのコンセプトを説明しています。
