8月納涼歌舞伎(1)金閣寺

この前の日曜日に久しぶりに行ってきました歌舞伎!8月納涼歌舞伎の第1部。歌舞伎座は勘三郎さんの襲名披露以来でした。まずは1つ目の演目、祇園祭礼信仰記について。。。 この演目で私が一番楽しみだったのはやはり舞台に桜の花びらが舞い散るところ。これでもか!って位の花びらの中にたたずむお姫様にはもうみとれるばかりです。今回の雪姫役は福助さん。福助さんはいつ見ても綺麗で可愛いお姫様っぷり。桜のシーンも期待通りの可憐さでした。 さてこの演目、ストーリーは気持ちいいくらいの「ヒーローもの」です。書くと長くなるので割愛しますが、正に「悪の華」といった松永大膳と、爽やかなヒーロー・此下東吉が登場します。松永役には三津五郎さん。悪役なのにめちゃめちゃカッコイイ。終盤の立ち回りで大薙刀を振り回す所は圧巻でした。サスガです!そしてヒーロー役には染サマ(笑)!なんて2枚目役が似合うのかしら(笑)。声も爽やか、いいですね〜。でもね、実は私、前に見た金閣寺の東吉役があの中村鴈治郎さんだったのですよ。鴈治郎さんは言わずと知れた人間国宝。見た目はそりゃ染サマの方がずっと若いのだけれど(笑)、鴈治郎さんの演技にはその迫力に圧倒されまくった思い出があるので、少し染サマは線が細い感じがしてしまいました。なんだろう、やっぱり芸歴か?オーラが違うのか? それから忘れちゃならない勘三郎さん。今回は雪姫の夫、狩野之介直信役。実はこの役、すんごい出番短いんですが、縛られたままの上に台詞もあまりなくて、逆に難しいとの事。それでもさすがは勘三郎サマ、出てきた瞬間すごい拍手に声。そして黒い着物が妙に艶っぽくてよく似合う!カッコイイなあ。何であのお歳で(ごめんなさいね)「色っぽさ」が出せるのだろう・・・。 あ、そうだ今回橋之助さんは佐藤正清役。実は私、カリスマ的な将軍を支える有能な部下が大好き(笑・ラストサムライの真田さんの役とかね)なので、カッコイイ橋之助さんが演じるカッコイイ佐藤正清には大満足でした。 以前に見た演目を見に行ったのは今回が初めてでしたが、思っていたよりずっと楽しめました。やっぱり役者さんが違えば味も変わるし、だから歌舞伎って毎日あんなに人が入ってるんだろうなあ。という訳で2つ目の演目、「橋弁慶」に続く!

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