ちょっと前に書こうと思って、バタバタしたまま書けてなかった事。
少し前に加藤和彦さんが亡くなったというニュースを見た。名前を聞いたとき、「ん?何か聞いた事あるぞ?」と思ったのだけれど後で、母親がよく昔フォークソング音楽番組に出てくる加藤さんを見て嬉しそうに一緒に歌ってたのを思い出した。私も母の影響で色んな曲を知っているし、とても「優しい」曲を書く人だと思っていた。
繰り返されるニュースを見ながら、母が「何で自殺なんかしちゃったんだろう・・・」と寂しそうにつぶやいた。
加藤さん位才能のある方には、私が想像出来ないくらいの悩みが色々あったんだろうけど、きっと、ただ、「どうしようもなくなっちゃった」んじゃないかなぁと思うのです。
鬱病がコワいのは、自分はどうしようもない無価値で、この先どんなに頑張っても幸せになんかなれないと思い込んでしまう事だと思う。(それが事実かどうかはともかく。)ただ息をしているだけで何か痛くて苦しい。朝、目が覚めると、また1日痛みが始まるのかと思って泣く。励まされると悲しくなる、だって頑張ってるんだもん。人が集まる、楽しい場所に連れて行かれると更に悲しい、だって自分はみんなみたいに幸せな気分になる事は一生無いから。(本当はそんな事ないんだけど・・・)
よく、「生きたくても生きられない人もいるんだ!」という励まし(?)をする人がいるけど、それもあまり効かない。人は、体の調子が悪いと薬を飲んだりしてそれを治そうとするけど鬱の場合は痛みの原因が「生きているという事」だと思ってしまうから、それを止めたくなってしまうのですよね、別に「死にたい」訳ではなく。原理は同じような気がする・・・向かっている方向が真逆なだけで。
もちろん自殺なんかしたら人に迷惑がかかるし大事な人を悲しませてしまう。でも自分が無価値だと思っているから生きていても迷惑、死んでも迷惑、で、この痛みは一生続く、というどうしようもない絶望感に襲われる。
私が鬱病にかかった時は幸い病院で薬をもらい、親や友人に助けてもらって何とか回復できたけど、病院に行きながらも自殺という結果になってしまった加藤さん、どれだけ苦しんだんだろうな・・・。苦しんで、苦しんで、どうしようもなくなっちゃったんだろうな。でも、うちの親みたいに加藤さんの曲と一緒に時間を過ごしてきた人も沢山いるし、歌で人に影響を与えられる人だろうにとても残念です。
ほんとに、悲しくてやりきれないです。
ご冥福をお祈り致します。
