悪魔とプリン嬢
どんなタイトルっすか。っとちょっと突っ込みたくなるこの本はこれまたパウロ・コエーリョの作品です。なかなか尖った作品であると私は思いました。
主人公のプリンは田舎のホテルのバーで働くふっっつぅの女の子です。毎日全く変化のない退屈な日常の中で、ある日一人の男性と出会ってある話をもちかけられ、ある選択を迫られる。これがまた残酷な問いかけで、彼女は毎日悩むようになります。善悪って何なんだろう、罪と罰って何なんだろう、社会とか集団の中で人がどう動くのか、など、色んな要素が入っていて、けっこう考えさせられるような内容なんだけど、話自体はそんなに重くありません。
誰もがプリン嬢にも悪魔にもその他の集団になる可能性がある。私は今、誰だろう?もしかしたら、悪魔かも知れないなぁ…。
パウロ・コエーリョ「悪魔とプリン嬢」