カフカの「審判」
何?何なのこれは?何が起こってるのかさっぱりわからん。「変身」に引き続きカフカの「審判」を読んだのですが、難しい!主人公が突然逮捕されてしまうのだけれど、まず理由がわからない。理由が書かれていないのだから、彼が無実なのかどうかもわからない。だからかも知れないけど、主人公の「俺は無実なのにどうしてこんな裁判が続いているんだ、馬鹿げてる。」みたいな態度にはちょっと腹がたった。だって本人も気付かないうちに何かしちゃったのかも知れないし、本人が「善」だと思ってた事がもしかしたら「悪」かも知れない。どうしてそこまで自分が正しいと思えるの?ただ、この主人公の態度は「自分は大丈夫だ」と思いたいが故の強がりにも聞こえたけど・・・。
まぁ、真実がどうかはともかく、現実の裁判っていうのもきっとこんなケースがあるんだろうなぁとも思う。悲しい事に、社会の中の裁きを下す機関が「有罪」と言ったらその通りになってしまうし、裁いているのも人間だから馬鹿馬鹿しいとも思えるような理論で結論が下され、「悪」のラベルを貼られてしまったりした人もいるのでしょうね。
・・・何かよくわからなかったので、感想も自分で書いててよくわからないなぁ。とりあえず、そんな感じでした。
カフカ 「審判」