大河ドラマいだてんのサブタイトルについて調べてみた。

去年のうちに書いておきたかったのだけれど、年が明けてしまった。昨年の大河ドラマいだてんの最終回が放送されてから1ヶ月。とてもロスです。日曜日が寂しい。寂しすぎるので以前から気になっていたことをやってみることにした。それはいだてんのサブタイトル。

大河ドラマでここまでサブタイトルが記憶に残っている事は今までなかったのですが、いだてんはサブタイトルに有名な作品の名前を引用している上に内容にもピタッと合っていて心に響くものが多かったので、元ネタについてずっと調べてみたかったのです。#いだてんサブタイトルを振り返るなんて面白いタグも存在していますが、ここでは、こちらの記事に書いてある事を参考に、それぞれどんな作品なのかオンライン上にある情報を探してみたいと思います。

第1話:「夜明け前」

島崎藤村最後の長編だそう。お父さんをモデルに明治維新のあたりの時代について書いたもののようです。島崎藤村って教科書で名前見た事あるくらいでそういえば読んだことないなぁ。いだてん主人公金栗四三さんより少し年上の方ですね。

第2話:「坊っちゃん」

これは有名なやつですね。夏目漱石。あれ、私これも読んだことないかも笑。学生の時に勉強していないのがばれる。何気にKindle0円になってる。読んでみようかな。

第3話:「冒険世界」

明治時代の雑誌だそうです。どんな感じだったんだろう…と思って画像を調べていたらいだてん公式ツイッターでこんなツイートが。

第4話:「小便小僧」

世界がっかり名所の一つと言われているコレですかね?自分撮影ですみませんが、下は2013年撮影、その時はなんかお洋服着てました(左)。フランス人彫刻家ジェローム・デュケノワの作品ですが設置されているのはレプリカだそうです。ちなみにベルギーワッフルのお店の前に偽物もいた(右)。

第5話:「雨ニモマケズ」

宮沢賢治の…これは詩?なのかな?Wikiで全文が読めます。シンプルなんだけど妙に心に響くというか、ザワザワする文章。Amazonで見ると絵本とかになって出てるみたいですね。

第6話:「お江戸日本橋」

次は江戸時代にできた民謡!東京の日本橋から始まって、東海道中の地名・名所が歌詞の中に出てくるそうです。歌い出しが「ね〜んね〜ん〜ころ〜り〜よ〜」の子守唄に似てる…。

第7話:「おかしな二人」

原題は”The Odd Couple”、ニール・サイモンという人が書いたまったくタイプの違う2人の男性がふとした事から同居を始めるというコメディで、調べると映画やらテレビドラマやらいくつか出てきますね。トレーラー、味があるなぁ。

第8話:「敵は幾万」

これはそのまま軍歌なんですね。四三さんと弥彦さんがこの曲でオリンピックに見送られたとか。すごい時代。スポーツ選手送り出すのに、軍歌。負けたら切腹とかさせられそうなプレッシャー。

第9話:「さらばシベリア鉄道」

松本隆さん作詞、大瀧詠一さん作曲で、太田裕美さんが歌う80年に出た曲だそうです。ザ・歌謡曲!昭和ですね。

第10話:「真夏の夜の夢」

ユーミンの曲の方じゃないですね。原題は”A Midsummer Night’s Dream”で「夏の夜の夢」と訳されることが多いっぽい?「ロミオとジュリエット」など悲劇が有名なシェークスピアですが、この作品は喜劇です。彼の作品はどれも英語の響きが美しいのでぜひ原語で見てもらいたい作品。動画探してたらRoyal Shakespeare Companyがこんな可愛いアニメーション作ってた。

第11話:「百年の孤独」

私がサブタイトル気になり始めたのはこの頃。「百年の孤独」ってすごいインパクトありません?しかもこのエピソードで、最初に出場したオリンピックから百年近く短距離で勝てなかったという日本の状況とかけている。この回めっちゃ泣いたなぁ。…で今ググったら焼酎のブランド出てきた。でもガルシア・マルケスの作品”Cien años de soledad”ってことで良いのかしら。なんかカバーがかっこいいので気になる。

第12話:「太陽がいっぱい」

このタイトルを見て「光Genji」を思い出す方は恐らく私の同年代です。ですが、ここは原題”Plein Soleil”、アラン・ドロン主演の映画ですね。音楽は聴いたことあるはず。アラン・ドロンってなんかザック・エフロン似てる?

第13話:「復活」

「ロシアの作家レフ・トルストイの小説など」だそうです。「など」って笑?トルストイの小説は貴族と少女を題材に社会批判をした作品のようです。

第14話:「新世界」

ドヴォルザーク交響曲第九番「新世界より」。何も言わない。聴いて。カッコいい。

第15話:「あゝ結婚」

これまたイタリアの映画のようです。”Matrimonio all’italiana”。英語字幕もないのでさっぱり内容がわからない。

第16話:「ベルリンの壁」

ベルリンの壁がなくなった時のニュース、覚えていますか?私はこのニュース映像すごい覚えてる。2019年はあれから30年目。数年前に壁の跡地に行ったことがありますが、なんか普通に風景に溶け込んでいました。

第17話:「いつも2人で」

お〜オードリー・ヘップバーンだ。いつ見ても美人だ。”Two for the Road”、1967年の映画です。

第18話:「愛の夢」

リストかぁ、いいですね。これも絶対聴いたことあるやつ。原題”Liebesträume”。何も言わずに聴きましょう。

第19話:「箱根駅伝」

箱根駅伝、毎年泣く。これ見ないと新しい年が始まらない感じ。いだてんではその歴史の始まりについて知れて嬉しかったです。

第20話:「恋の片道切符」

聴いた瞬間「これか!」と思いました。たくさんカバーもされている曲ですね。ニール・セダカの”One-Way Ticket To The Blues”。1959年!そんな古い曲なんですね。

第21話:「櫻の園」

ロシアの劇作家チェーホフの「桜の園」が引用元とのこと。戯曲という事で舞台の映像とかないかなぁと探してみたのですが、かろうじて見つけたのがこの「24番地の桜の園」。これは同じ作品なのかしら…?

第22話:「ヴィーナスの誕生」

イタリアの画家サンドロ・ボッティチェッリの有名な絵画。ドラマのシーンからなんとなく「民衆を導く自由の女神」を想像しちゃってましたけど、ヴィーナスの誕生はこちらでしたね。

第23話:「大地」

これも一般的な名詞なので、単に関東大震災の回だったから…かもしれませんが、先ほどの記事には「パール・バックの小説タイトルや映画など」と書いてあります。パール・バックの小説はこちらですね。

第24話:「種まく人」

こちらも絵画!ミレーの作品。見た事ある気がするけど、こんなタイトルだったのですね。岩波書店のシンボルマークなんだ、それは知らんかった…。

第25話:「時代は変る」

ボブ・ディランのアルバムの邦題から取ったそうです。原題は”The Times They Are a-Changin’”。一曲目が同じタイトルの曲ですね。

第26話:「明日なき暴走」

音楽が続きますね!ブルース・スプリングスティーンの”Born to run”の邦題。日本人初の女性オリンピック選手、人見絹枝さんが活躍したこの回は涙枯れ果てそうなくらい泣いたわ…。

第27話:「替り目」

ドラマの中にも出てきていた落語の演目ですね。ドラマの中の役通りに志ん生さんのものを貼っておきます。こうやって聞くと、意外とビートたけしの話し方は似ていたかもしれない…。

第28話:「走れ大地を」

こちらもドラマ内で出てきていた応援歌そのままですね。っていうかこの動画のレコードすごい!古そう!ラベル面白い、英語は左から右で書いているのに、日本語だけ右から左なんですね。これじゃ読む方向が統一されないじゃないか…。

第29話:「夢のカリフォルニア」

The mamas and papasの「California Dreamin`」!60年代、70年代のスタイルは今みてもほんとカッコいい。本人たちが歌っている動画を貼っておきます。

第30話:「黄金狂時代」

これは有名ですね、チャップリンの”The Gold Rush”。

第31話:「トップ・オブ・ザ・ワールド」

これもリンク貼る必要ないくらい有名なやつですね。Carpentersの”Top of the world”。田畑編になってから洋楽が多いのは偶然なのか?

第32話:「独裁者」

これもチャップリン。“The Great Dictator”ですね。これに合わせてヒトラーが出てくる回かと思いきや、ドラマの方はムッソリーニが出てくる回でした。

第33話:「仁義なき戦い」

仁義なき戦いって1973年なんだ…そんなに前の映画なんですね。見た事ないのですが、バラエティとかであの音楽だけ使われるので、正直、聞くとなんか笑える。

第34話「226」

単純に事件の名前を取っただけかと思ったら映画があるのですね!1989年。しかもすごい豪華な出演者の方々です。

第35話:「民族の祭典」

こちらもドラマの中で触れられていた、ベルリンオリンピックの記録映画ですね。ナチスのプロパガンダ映画と批判された作品ですが、監督がレニ・リーフェンシュタールという女性の方なのが意外。ちょっと見てみたい。

第36話:「前畑がんばれ」

これもドラマの中で出てきた実況そのままですね。またまた古そうなレコード〜。実際の音声が残っている大河ドラマっていいですね。

第37話:「最後の晩餐」

レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐(”The last supper”)。この絵を見るとどうしてもダン・ブラウンの”The Da Vinci Code”を思い出す…。

第38話:「長いお別れ」

ググると2019年に出た日本の映画がヒットしますが、元ネタはレイモンド・チャンドラーの小説”The long goodbye”だそう。これまでの回のサブタイトルにはなかった、ミステリー!これは読んでみたいかも。

第39話:「懐かしの満州」

満洲映画協会制作の記録映画。満州って歴史の教科書では習いますが、実際どんな感じだったのか全く想像がつかない。いだてんで少しその歴史を知ることができましたが、こういう映像も残っているんですね。

第40話:「バック・トゥ・ザ・フューチャー」

小さい頃何回も見たなぁ…みんな大好きだよね?

第41話:「おれについてこい!」

ドラマにも出てくる「鬼の大松」さんが書かれた本!東洋の魔女と呼ばれたバレーボールチームの監督をしていた方です。ザ・昭和…。

第42話:「東京流れ者」

「日本の歌謡曲および映画」だそうです。1966年。これもヤクザもの?っていうか渡哲也が若い!

第43話:「ヘルプ!」

これも説明いらない有名な曲。The Beatlesの”Help!”。これミュージックビデオなのかな。初めてみたけど、みんな目線が定まってないし、後ろから適当なタイミングでヒョコヒョコ顔出すの、なんか挙動不審すぎる。

第44話:「ぼくたちの失敗」

わ〜めっちゃ懐かしい。私もイメージは1993年のドラマ「高校教師」の主題歌ですが、元々のリリースは1976年なんですね。聴いてるだけで若干鬱に…。

第45話:「火の鳥」

手塚治虫先生の名作。でもこれ、私が中学生かなんかの時に教室に置いてあって、読んだんですが軽くトラウマでした。バンバン人死ぬし、残酷な描写多いし…。あれは一体誰の趣味で置いてあったのだろう…。

第46話:「炎のランナー」

Vangelisの”Chariots Of Fire”。パリ五輪をテーマにした映画とのこと。トレーラー探したら…あぁ!これか!ロンドン五輪でMr.ビーンがネタにしてたやつ!では、あえてビーンバージョンを貼っておきます。

最終話「時間よ止まれ」

なんと!最後の最後に矢沢永吉だそうです。最終話もお見事というくらい内容にあったサブタイトルでした。


以上です!あ〜スッキリした。では、今年の大河ドラマも楽しみたいと思います。