アルケミスト

今、何か新しい事を始めようとしている人、大切なものを失くしてしまって途方にくれている人、同じような毎日にうんざりしている人、もしまだ読んでいなかったらぜひ読んでもらいたいです。パウロ・コエーリョの「アルケミスト」。 新しい世界へ行くにはすごく勇気がいる。一歩踏み出せば、自分の世界がどんどん広がるような気がするのだけれど、そううまく行かない事の方が多い事も知っている。もしかしたら何かを捨てなければいけないかも知れないし、大切なものを失ってしまうかも知れない。だから、今の自分に不満を抱きつつも大抵みんな変化を避けようとしてしまう。結局今のままで良しとするか、変化を求めて歩き出すのか、そこが人の「選択」になる訳で、どちらが正しいなんて事は誰にも決められないのだけれど、この本は「歩き出す」方を選択した人を応援してくれます。 ストーリーも設定も、例えば今の日本とは全然違うものだし全体としてすごくシンプルで、おとぎ話風。でも、書かれている内容は誰もが経験して悩むような事だと思う。たくさん悩んでいいんだと思います。でももし、少しでも何かを変えたいと思っているのであれば、ちょっと読んでみる価値はあると思うよ。ぜひ。 パウロ・コエーリョ「アルケミスト」

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