久しぶりに①「月の子」

まるっと一日時間が空いたので、ベッドの上に転がってブログを書いたり本を読んだり。最近は休みの日も出っ放しだったから何だか新鮮だ。久しぶりに「月の子」を全巻読みしてしまった。何度見ても泣ける。
私は主役の3つ子が大好き。ジミーはね、すごくかわいいし、アートへの真っ直ぐな想いが見ていて気持ちいい。っていうかキレイすぎ。でも、そのジミーを憎むティルトにも実は共感してしまったりする。生きていくというのはすごく大変で、キレイ事ばかり言ってられない。自分が死なない為には、時にはそれが残酷でも命を奪って食べてしまったりする。でもジミーの様にその汚さを知らずに安全に、平和に生きている癖に、平気で人が残酷である事を批判したりして、自分は清潔ぶる。許せないよね、きっと。というか、こういったエピソードには自分も少しドキッとさせられる。知らないうちに自分もジミーになっているのかも知れない。で、もう1人の「キレイ」な場所にいる兄弟、セツ。実は一番好き。見た目はともかくセツが一番女性らしい。ふられてもふられてもショナの事を想い続ける一途さと、その自分の気持ちを後回しにしてジミーを守ろうとする優しさと、ほんと見ていて切ないよ。この作品は他にも語りたい事があるのですが、ま、そのうち。とりあえず満足。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください