次に中井貴一さん。すごい存在感、というか迫力というか。見ていて怖かったです。顔がアップになった時の表情にゾクッとしました。役としてはあまり好きではなかったのですが、すごい役者さんですね。
寺尾聰さんは渋いですよね〜。正しく歳取ってますよね〜(笑)。ドラマ「優しい時間」でおっとりした「マスター」だった寺尾さんですが、この映画ではすごく強い、固い思いを持っているいそかぜ副長を演じています。私が映画の最後でぐっときたのはこの副長だったかも・・・。
さて、佐藤浩市さんは他の3人とは違い、イージス艦内ではなく政府組織の人間として東京にいます。派手なアクションとかがある訳ではないのですが、佐藤さんが出てくるとなんか引き締まるというか、外にいるのに存在感があって、これまたかっこよかったです。見ている間はそんなに気にならずにさらっと見られるのですが、よく考えると実はテーマは重いです。日本人、というか日本という国の在り方についての問題提起・・・でしょうか。戦争と平和についての考え方や、国際社会の中での日本の立場とか、と同時に1人の人間としての生き方とか、けっこう説教くさいテーマを扱ってるのですよね。でもあまり深く考えなくても見られます。
あともう1つの大きな魅力は映像。イージス艦が広い海を進んでいくシーンは綺麗だし大迫力。イージス艦のセットもよくできてるし、戦闘シーンも手に汗握る感じです。予告編にチラッと出ていますが、ミサイル飛んでくシーンとか見てて怖いくらいでした。
映画館で見ると満喫できると思います。4人の役者さんも、それぞれの魅力全開です♪素敵な男性が見たい人もぜひ(笑)。