亡国のイージス

見てきました。こう言っちゃなんだけれど、思ってたよりずっと面白かった。というのはですね、ストーリー自体はあまり興味がなくて(難しそうだし・笑)でも出ている役者さんが真田広之さん、寺尾聰さん、佐藤浩市さん、中井貴一さんと、カッコイイ大人の男性が(笑)集まってるのでそれだけで見に行ったのです。 舞台は現代の日本、海上自衛隊のイージス艦・「いそかぜ」が、テロリストに乗っ取られるのですが、彼らは一瞬にして東京を壊滅させる事のできる特殊兵器「GUSHO」を持っていて・・・すみません、うまく説明できませぬ。とにかく舞台が海上自衛隊のイージス艦なので、専門用語が飛び交うし、ちゃんと見てないとよくわからなくなるかも(笑)。でも本当ならもっと難しくなりそうなところを、ここまでエンターテイメントに仕上げているのはすごいかも。 4人の役者さんは、もうさすがとしか言えません。まず主役である、「イージス艦いそかぜ先任伍長・仙石」を演じる真田さん。いつ見てもカッコイイ。今回は正統派ヒーローというか、まっすぐで正義感、勇気のある人物を演じていて、乗っ取られたイージス艦の中に独りだけ残りテロリストと戦います。ちょっとストレートすぎて逆に個性がないかも・・・と思いきや、見ていてすっきりさせてくれるヒーローっぷりです。かっこいいです。ちなみに「先任伍長」ってなんだろう。
次に中井貴一さん。すごい存在感、というか迫力というか。見ていて怖かったです。顔がアップになった時の表情にゾクッとしました。役としてはあまり好きではなかったのですが、すごい役者さんですね。
寺尾聰さんは渋いですよね〜。正しく歳取ってますよね〜(笑)。ドラマ「優しい時間」でおっとりした「マスター」だった寺尾さんですが、この映画ではすごく強い、固い思いを持っているいそかぜ副長を演じています。私が映画の最後でぐっときたのはこの副長だったかも・・・。
さて、佐藤浩市さんは他の3人とは違い、イージス艦内ではなく政府組織の人間として東京にいます。派手なアクションとかがある訳ではないのですが、佐藤さんが出てくるとなんか引き締まるというか、外にいるのに存在感があって、これまたかっこよかったです。見ている間はそんなに気にならずにさらっと見られるのですが、よく考えると実はテーマは重いです。日本人、というか日本という国の在り方についての問題提起・・・でしょうか。戦争と平和についての考え方や、国際社会の中での日本の立場とか、と同時に1人の人間としての生き方とか、けっこう説教くさいテーマを扱ってるのですよね。でもあまり深く考えなくても見られます。 あともう1つの大きな魅力は映像。イージス艦が広い海を進んでいくシーンは綺麗だし大迫力。イージス艦のセットもよくできてるし、戦闘シーンも手に汗握る感じです。予告編にチラッと出ていますが、ミサイル飛んでくシーンとか見てて怖いくらいでした。 映画館で見ると満喫できると思います。4人の役者さんも、それぞれの魅力全開です♪素敵な男性が見たい人もぜひ(笑)。

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