癒しの休日 その① 〜コクーン歌舞伎「桜姫」〜

今日はコクーン歌舞伎を見に行きました!まず感想を一言で言うと・・・。おもしろい!そして不思議な歌舞伎! 「桜姫」というのは原作:4世鶴屋南北作の「桜姫東文章」。お姫様が主人公ですが、強盗に襲われて隠し子を産むわ、襲った男の事を好きになって男と同じ模様の刺青を入れるわ、その人と再会して一緒になれたと思ったら、そいつの言うままに宿場女郎になってしまうわ、「お〜い桜姫さま〜、もうちょっと人生考えた方が・・・」と言いたくなるようななんだかすごいお話なんです(笑)。普通自分を襲った男なんか好きにならないよなぁ・・・。恐いに決まってんじゃん、そんなやつ。 ・・・まぁでも面白かったけど(笑)。まず福助さんの桜姫。好きな人に甘えるかわいさと、女郎になっても前向きに生きるしたたかさ、そして自分の親を殺した犯人への怒りと、子供に対する愛と、いろんな表情が詰まった姫様でした。女性より女性らしいところが悔しい〜(笑)!橋之助さんは2役で大活躍!すっごい早替わりで客席を驚かせていました。それと片方の役、「権助」というのは悪役なんですが、すっっっごいカッコイイ(笑)。橋之助さんて普段おっとりとした顔してるのになんで悪役がカッコイイのかなぁ、桜姫が惚れるのも無理はないって位、いい男っぷりを発揮してました。え〜とそれから忘れちゃいけないのが勘太郎サマ(笑)。今回はめずらしく(?)悪役でしたが、権助が超悪者なだけに勘太郎さんの方は小悪党って感じでしかも「桜姫大好き〜」って雰囲気がかわいく見えてしまった(笑)。赤っ面(っていうのかな?顔の赤い小悪役)だったけど、それでもなんかかっこいいわ〜(笑)。声がいい!それと今回は2役で女房役もやってたけど、女役だとお父さんの勘三郎さんそっくりなのね(笑)。もちろん弟の七之助さんも頑張ってました。今回は女形じゃなかったけど、若い青年役もキレイですねぇ・・・。素敵。それからそれから扇雀さん、弥十郎さんコンビも楽しませてもらいました。あ〜ここには書ききれない・・・。
全体的に演出、舞台装置がすごかったです。これから見る方のために詳しい事を書くのは避けますが、ビックリなところからカッコイイところまで、すごいです、演出の串田さん。特に雨の中清玄和尚と桜姫がすれ違うシーンと、ラストのシーンには鳥肌がたちました。やられた。この前見た野田版に比べるとセリフはけっこう歌舞伎してるので、イヤホンガイドがないのは少しだけつらいかも(笑)。でも口上役のあさひ7おゆきさんが要所要所でおもしろく(笑)わかりやすく説明してくれるので、ストーリーにはついていけます。でもやっぱり先にパンフレット読んでおいた方が安心かな。 コクーン歌舞伎、なかなかいけますよ。歌舞伎見たことない人にもオススメです。満足でした☆ 癒しの休日 その②は癒しのマッサージ〜♪

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