優しい時間

倉本聰さんの作品はよく中学生くらいの時に図書館で本を借りて読んでいました。「北の国から」をはじめ、「時計」とか「君は海をみたか」とか「ひかりの中の海」とか、なんか今となってはあんまり内容を覚えてないんだけど、静かな雰囲気が好きで読んでいた気がします。でも中学生だもんな〜本当に理解していたかどうか(笑)。「優しい時間」は倉本さんの新しいドラマと聞いてちょっと楽しみにしていたんですが、なんと第1回は仕事で見逃しました(爆)。というわけで第2回はしっかり録画。さっそく視聴。 なんというかまず思ったのは「富良野、綺麗〜。」なんか空気が綺麗そうで、ゆっくりできそうで、その映像を見ているだけで和まされます。行きたいなあ〜富良野。最後に行ったのは・・・もう何年前?ドラマ自体はやっぱり静かに、穏やかに、ゆっくりと時間が流れていきます。お仕事で疲れている時に見るとちょっと心が落ち着いていいかも。コーヒーショップ「森の時間」を中心に話が進んでいきますが、ここのコーヒーが美味しそう(笑)。「森の時間」は窓から周りの森が見えてて、さらにそこから光が差しこんでいて、とてもおシャレで暖かい感じなので、一緒に美味しいコーヒーを飲みたくなります。 寺尾聰さん素敵ですねぇ〜。小さな喫茶店のマスター役(過去には訳あり・笑)がよく似合う。それと、正直「う〜ん・・・」と思っていた寺尾さんの息子役の二宮和也くんも意外と(すみません)いいです。息子の運転していた車が事故にあって母親が死んでしまい、それ以来父は会社を辞めて富良野でコーヒーショップを始め、息子は美瑛で陶芸家見習いとしてお手伝いをしていますが、2人は事故以来一度も会っていない・・・という設定。お母さんがなくなった時の回想シーンでの寺尾さんの表情、息子と目が合った時の空気がたまらなく切ないです。この二人はこれから親子に戻れるのだろうか・・・。う〜ん最後まで見なきゃ。
でも、私がこのドラマの中で一番惹かれているのは亡妻役の大竹しのぶさん。夜、お客さんもいなくなってマスターが一人になると、死んだはずの奥さんがカウンターに座っているのです。それがマスターの心の中での事なのか現実なのかはよくわかりませんが、少し微笑みながらゆっくりと話をする大竹さんの綺麗なこと・・・。おそらく生前も、そして死んでからもマスターを支え続けるいい奥さん、という感じ。毎日忙しくて話をする時間すらないっていう人は多いと思うけど、自分のパートナーの迷いや悩みをしっかりと受け止めて、支えてあげられる人っていうのは本当に理想ですよね。全体的に優しい雰囲気のドラマですが、その中でもこの夫婦が「森の時間」で話をするシーンが一番「優しい時間」なんじゃないかな〜と思います。「新撰組!」が終わってしまって寂しい毎日を過ごしていましたが(笑)次はコレダ!木曜日か〜・・・仕事終わらないだろうから、録画かな・・・。

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