遅ればせながら「新撰組!」最終回

やっと見れました〜、大河ドラマ「新撰組!」の最終回。普段ほとんどドラマを見る習慣もなく、あと新撰組というカテゴリーにはほとんど興味のなかった私ですが、気付けば録画までして毎回笑ったり泣いたり大変でした(爆)。

いやまじで、これは泣きます。三谷幸喜さんドラマはなんというか、以前脚本を書かれていた「竜馬におまかせ」でもそうでしたが、始めはなごやかさ、楽しさがすごく押し出されているので、物語が最後の方になるにつれてすごく切なさが増してくるのです。「あ〜いい時代があったのに」みたいな。それから、登場人物がすごく個性的でキャラがたってて、いつの間にか勝手に思い入れができてしまっているので(笑)、その人が死んでしまう回はマジ泣きです。

という訳で勝手に思い入れランキング(笑)。

1位:堺 雅人さん(山南 敬助役)
2位:中村 勘太郎さん(藤堂 平助役)
3位:藤原 竜也さん(沖田 総司役)
番外:中村 獅童さん(滝本 捨助役)

堺さんはなんといっても最期の「武士」!な場面にやられました。いつもにっこりと笑うんですがなんか哀愁漂ってて(笑)山南という役の穏やかだけど固い意志を持っている部分が強く出ていたような気がします。勘太郎さんはさすが歌舞伎役者という
べきか、立ち振る舞いとかなんか素敵(笑)。歌舞伎っぽいけど(笑)。そして、この二人は背筋がすごく伸びてて着物が似合うんです!姿勢が良くてまっすぐ前を向いている男性はなんだかカッコイイものですね。藤原竜也さんは演出なのかあまり普通の侍っぽいカンジはしなかったですけど、前半はすごくあっけらかんとした明るい青年の視線で、後半はだんだんと気持ちが落ちてくるところとか、大人びた視線というか、すごく色んな感情を表現する人だな〜と思いました。獅童さんはすごいです。物語の前半いわゆるちょっと「馬鹿」っぽい役なんですが、本当に馬鹿に見えました。って失礼な言い方かも知れませんけど、いやこれってすごい事だと思いませんか???それと捨助は最後の最後に「誠」という旗にピッタリの行動をするので結局彼もかっこいいです。 ってこうやって書いてたらきっと出演者全員分書けそうだ(笑)。

このドラマのテーマは史実であり、エンディングはもうわかっている事なので暗くなってしまいそうな感じですが、最終回を見終わった後はほどよい「悲しさ」の余韻を残しつつ、さっぱりとした満足感、「いいもの見たぞ!」って感じる事のできる作品です。泣ける部分ばかり書いてしまいましたが、笑える部分もいっぱい。台詞とかもすごくテンポいいですしね。

関係ない話ですけど、幕末のドラマとか映画とかを見ていると、もしあの時幕府が勝っていたら、今の日本はどうなっていたんだろうとよく思います。このドラマは新撰組から見ていて、官軍は敵ですが、明治維新がなかったら今の世の中はきっともう少し違ってますよね。自分は、居ないかも知れないなぁ。今の世の中も今までの歴史からつながってきているのだから、新撰組が「敗者」という歴史は私にとっては都合の良かった事なのかも知れません。

さてと、完全版のDVD-BOXが出るようですね。Amazonで前編、後編でだいたい6万弱かぁ〜。欲しい〜なぁ〜。

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2005/1/20 ここに貼ってあった公式HPへのリンク先は次の大河ドラマのページに変わっているため、削除しました。

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